今日は2人の若者のお話をしたいと思います。
10年ほど前に高校を卒業したての2人がブラジリアン柔術を始めました。
1人は柔道の全国大会で優勝したり、インターハイでも3位に入賞し、後に有名実業団入りもした、いわゆる柔道エリートと言われるほどの柔道の実力者でした。
もう1人は格闘技経験も無く、高校も帰宅部の一般的な高校生でした。
この2人の高校生ですが、黒帯になったのはどちらの高校生だと思いますか?
当然のように、柔道エリートの方に周囲の大きな期待が寄せられ、一般的な高校生は見向きもされておらず、どうせ辞めるだろうと思われていました。
しかし、今黒帯を巻いているのは、なんと一般的な高校生の方なのです。
柔道エリートの高校生は今も青帯のままです。
柔術の帯色は白→青→紫→茶→黒の順で昇格していくのですが、これほどの違いが出た原因はなんだったのでしょうか?
それは、一般的な高校生の方が柔術をやめなかったということです。
強くなる人と強くならない人の大きな違いは「やめない」ということなのです。
逆に言うと、ブラジリアン柔術はやめなければ誰でも強くなることができます。
もちろん、強くなるスピードには個人差がありますが、継続して練習していけば、必ず強くなるのがブジリアン柔術の特徴です。
なぜなら、ブジリアン柔術はテクニックが無数にあり、テクニックによって体重差や年齢差を克服することも可能だからです。
工夫次第では、自分よりも大きな相手や若い相手に勝つことができるのが、ブラジリアン柔術の特徴です。
ボヘミアンズの皆さんも楽しんで継続することで、強くなってきました。
週1回のペースの方もいらっしゃいますが、最初とは見違えるほどに強くなりました。
「柔術黒帯とはやめなかった白帯のことである」という言葉もあります。
これからも楽しんで練習を継続して、やめなかった白帯を目指しましょう^_^